鉄に炭素を2%以上含有させた合金です。型に流し込んで成形する「鋳造」に適しており、複雑な形状を安価に作ることができます。振動を吸収する減衰能が高いのも特徴です。
主な用途
- 工作機械: ベッド、コラム、定盤(振動抑制のため)。
- 水道管・土木: マンホールの蓋、水道管(FCD)。
- 自動車部品: エンジンブロック、ブレーキディスク。
型番の大枠の説明
FC(ねずみ鋳鉄): 普通鋳鉄。FC200、FC250、FC300など。数字は最低引張強さを示します。
- FCD(ダクタイル鋳鉄): 球状黒鉛鋳鉄。粘り強さ(靭性)を持たせたもの。FCD450、FCD600など。
選び方
- 安価で加工しやすく、振動吸収性を重視する場合: FC材。
- 鋳鉄の成形性を活かしつつ、強度や粘り強さが必要な場合: FCD材。

