アルミニウムに他の金属元素(銅、マンガン、ケイ素、マグネシウム、亜鉛など)を添加し、アルミニウムの軽さを活かしつつ、強度や耐食性などの特性を向上させた合金です 。鉄と比較して比重が約3分の1と非常に軽く、加工性や熱伝導性にも優れているのが大きな特徴です。
主な用途
- 輸送機器: 自動車のエンジン部品、ボディパネル、鉄道車両、航空機機体。
- 電子機器・家電: スマートフォンの筐体、パソコンのヒートシンク、冷蔵庫のパネル。
- 建築・建材: アルミサッシ、玄関ドア、看板、屋根材。
- 包装材料: 飲料用アルミ缶、アルミ箔。
型番の大枠の説明
アルミニウム合金は、添加される主要元素によって「1000番系」から「7000番系」の4桁の数字で分類されます。
- 1000番系: 純度99.00%以上の純アルミニウム 。耐食性と加工性は高いが強度は低い。
- 2000番系: 銅(Cu)を添加した合金 。航空機材料などに使われる高強度材(ジュラルミンなど)。
- 5000番系: マグネシウム(Mg)を添加した合金 。強度と耐食性のバランスが良く、溶接構造物や船舶に適する。
- 6000番系: マグネシウム(Mg)とケイ素(Si)を添加した合金 。強度・耐食性が良好で、建築材やボルトなどに多用される。
- 7000番系: 亜鉛(Zn)とマグネシウム(Mg)を添加した合金 。アルミニウム合金の中で最高クラスの強度を誇る(超々ジュラルミンなど)。
選び方
- 軽さを重視し、強度がそこまで必要ない場合: 1000番系(純アルミ)。
- とにかく高い強度(航空機並み)を求める場合: 2000番系(ジュラルミン系)または7000番系(超々ジュラルミン系)。
- 海辺での使用など、耐食性が重要な場合: 5000番系。
- 強度・耐食性・加工性のバランスを重視し、建築物や一般部品に使う場合: 6000番系。

